投稿者:ウイユさん
私はよく休日になるとかなり寝ます。
下手すると一日中起きません。
そんなわけで連休中なんてずっと部屋に引きこもり状態ですが、
連休の最後の夕方、起きてみると何か違う気配がしました。
私は「はて?こんな殺風景なところにねずちゃんでも
来てくれたのかな・・?」
と鼠とかの小動物好きの私には寝ぼけていたおかげもあり、
最初はそう思えたのですが、
時間が経つと共にそれがそうではないことに判明。
暫らくゲームで遊んでいたり、料理作っていたりしたのですが、
普段あまり使わない引き出しの中がゴソゴソと音がしたり、
貯めてあったビニール袋なども音を発したり、
テレビとを結ぶゲームの端末まで取り外すような音までしたのです。
こうなるともはや別のものだと感じ、
集中させると一人の男性があらわれました。
「何で私のところに来た?」と問いますが、
彼は何も言わずだんまりでした。
すると暫らくは静かでいましたが午後二・三時頃、突然、
「うぅ~っうぅ~っ!!!」
という声が聞こえました。
最初は冷蔵庫の音かと思ったのですが、
それはあまりにも男の人そっくりだったので眠たかったのもあって
私はむかついて。
「うるさいっ!!」
と一喝しましたが、それでも声は止まらないので
その声はよく聞くと何となくですが理解できました。
「私にはもう好きな人がいるっ!!
好きなら生身になってから来いっ!!」
と言うと声はやみました。
私は一旦落ち着き、再び布団の中にもぐると背筋に悪寒がし、
今度は側で立っているのが分かりました。
私はウザイのもありましたが少々怖くなってきて、
人形を抱きしめてひたすら好きな人の名前を言ってました。
するといつの間にか眠っており、朝になって気がつけば
その人は消えていました。
影が食べるにしても少々拒絶反応しそうな人だったので
食べたという可能性は低いので、
どうやら去っていってくれた模様です。
それにしても最近よく眠っていると幽霊がいたりするので
困りますが、一体彼は私のどの辺が魅力的だったのか
聞いとけばよかったなと少々悔やみます。