投稿者:しのっちさん
帰省先より、新鮮なネタを土産に持って帰ってきました。
妻の叔母の家は家が大きいので、
毎年親戚が集まって年始の挨拶をします。
今年も年始の挨拶に行き、日もとっぷり暮れ、
夜の8時過ぎに妻の実家に戻っていた時のことです。
そこはカーブが多い川沿いの道路を妻の実家から
1時間半ほど車で行ったところにあるのですが、
山と川の淡々とした風景で居眠りが多いのか、
死亡事故に注意を促す立て看板が所々にあります。
助手席では妻が、後部座席ではチャイルドシートで
子供が眠っていました。
子供が寝ぼけてぐずりはじめただけでなく、妙な視線を感じたので、
ふとルームミラーを見ると・・・新年早々見てしまいました。
額から血を流して哀しそうな目をした女性が
車のすぐ後ろをついてきています。
一瞬ドキッとしましたが、次の瞬間
「子供だけは守りたい」と思い、ミラーを見ながら
「てめぇ子供と嫁さんに手ぇ出したらタダじゃすまさねぇぞ」
と心の中ですごんだら、スッと消えていきました。
子供はまたぐっすり眠りにつき、妻は何もなかったように
横で眠ったまま妻の実家につきました。
おおかた、交通事故で亡くなった人の霊でしょうから、
家までついてくることはあまり無いのでしょうけど、
事故が事故を呼ぶことがよくあるように、
ひっとしたら狙われたのかもしれません。
子を想う親の気持ちって強大なんだなと、
自分の事ながら少し感動しました。