怖い話

手

投稿者:クロクロさん



今回は、2年前に一家心中の家へお出かけした時の話をします。
自分はアメリカに住んでおり、半年ぶりに日本に帰りました。
そして、友達達と会い、色々な雑談をしていると、
1人の友達が「一家心中のあった家で火の玉の写真が撮れた」と
言ったので日を改めて、友達と自分の2人で
一家心中のあった家へと行きました。
友達の車で移動してたので、楽チンでした(笑
一家心中のあった家に到着し車からおりた瞬間、
空気が変わりました。
重い空気というかなんというか・・・。
そこから先に立ち入ったら危険だ・・・と感じたので、
友達に帰る事をすすめました。
そして友達もその重い空気を感じたらしく
車に乗り込みました。
友達は運転席へ。自分は助手席へ。
ふと気になって助手席側のサイドミラーを見てみると、
自分の左上半身が写っていました。
まぁ普通は左上半身がサイドミラーに写りますよね。(笑) 
でも、少し変なんですよ。
左肩に白い左手が乗ってました。
慌てて洋服をバサバサ~っと振りました。
そしてミラーを見てみると、左手は消えてました。

少し凹み気味の自分を気遣ってか、
友達は24時間営業のゲームセンターへ連れてってくれました。
その甲斐あって自分は元気に帰宅しました。
帰宅し、お風呂に入り、自分の部屋である2階へ向かい
眠かったので布団に入り、電気を消しました。
パチン パチン・・・ ギィィ ギィィ 
あれ・・・?なんで歩いてる音するんだ?と思いながら
気にせず寝ました。
次の日も、その次の日もラップ音と人の足音を子守唄にしながら
1週間近く過ぎました。 
夜中に喉が渇いて1階へジュースをとりに行こうと思って
部屋の電気を消しました。
ふと気になって自分の部屋を覗いてみると、白い人影が浮いてました。
ラップ音や歩く音に慣れてたせいか、気にもしませんでした。
そして、そのラップ音と床のきしむ音を聞きながら
寝ていたある日、いきなり耳元で
「ううぅぅぅぅぅぅううぅ」
と男の人の低いうめき声で目が覚めました。
さすがにビックリして次の日お札を買いました。
それからそのラップ音や足音、声や人影は消えました。
PS こないだその一家心中の家の前を車で通ったら、
真っ暗闇の中に女の人が立っていました。


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