投稿者:マユさん
これは私の弟が体験した話です。
晴れた日曜日、確か去年のお盆だったと思います。
私の祖父のお兄さん2人が戦死しておられるので
遺族の方で作られた海辺に建つ慰霊碑に
お参りに行きました。
弟はとても霊感が強くよくいろいろな体験をします。
その弟が「慰霊碑の後にいっぱい人が見える…」
「どんな人が見えるの??」と聞くと
「兵隊さんやもんぺ姿の子供、着物を着た
若い女の人とかいろいろ。
みんな悲しそうな顔してる」
それを聞いて家族全員手を合わせお花を添えて帰りました。
帰り道母が
「あそこはね、おじいさんおばあさんが小学生のころ
木造の小学校があってね、大雨が降った時に
海が大シケになって波が学校を飲み込んだの。
その時にいっぱい小学生が生き埋めになってね、
いまだに見つからない子がいるのよ」
現実にそんなことがあったなんてとても信じれなくて
私は真剣に取り合いませんでした(すごく失礼なんですけど…)
その話の後弟の口数が少なかったことに気になりつつ
帰宅しました。
帰って一段落つくと弟が
「お母さん達気づかなかったの?海で女の人が
おいでおいでしてたんだよ。
水色っぽい着物を着て、髪がぼさぼさで、
こっちを睨みながらおいでおいでって…
みんながそっちを見るといけないから
何も言わなかったけどすごく怖かった…」
もし弟があの時私たちに言って、私たちが
そっちを見たら海に引きずり込まれてたかもしれないですね。
私は背筋が冷たくなりました