投稿者:反萌え同盟さん
これは私の知り合いから聞いた話です。
体験したのは知り合いの従兄弟だそうです。
従兄弟が学校から家へ帰りに行ったときに
起こった出来事です。
その日は文化祭があり、片づけで忙しく、
学校を出たのは夜7時頃で、家に着くのは
夜の8時だったそうです。
まあ遠距離通学ですからね。
快速電車は混んでいたので各駅停車で
のんびりと帰りました。
途中の某駅で快速の追い越しを待っていました時です。
ふと窓から見ると、駅の近くの田んぼのあぜ道を
見渡していると、男の老人が電車に背を向けて
身動きせずに立っていたそうです。
何もしていません。
幽霊かと思ったけれど足はちゃんとあり、
あぜ道の川で泳いでいる魚が跳ねて、その跳ねた水が
老人にちゃんとかかりました。
つまりそこにちゃんといるので幽霊ではないそうです。
しかし、何故そこで立ったまま何もしてないのか
不思議に思いましたが、電車は発車時刻になり
従兄弟は家へ帰っていきました。
翌日の新聞の夕刊を見ているときです。
従兄弟は地方版を見て驚きました。
『田んぼで老人の死体発見。
板に寄りかかって立った状態』
・・!!!!
死因は心筋梗塞でした。
発見場所は従兄弟が電車の窓からのぞいた
田んぼだそうです。
従兄弟は思い出しました。
「そういえばあの人の頭の上に、
数匹のハエが飛んでな・・・」と。