投稿者:B-HEARTさん
私が霊感を高める為によく師匠と共に
出掛ける事があります。
別に心霊スポットでなくても居るもので、
その日の場所は某団地に隣接する公園でした。
(井尻付近とだけ言っておきましょうか)
冬のさむい夜、広い公園の片隅に、それは居ました。
その当時は、見えなくとも感じる事ができた私を師匠が誘導し、
モヤ状の霊体に接触させました。
役割として私が媒体になり、
師匠がそれを霊視するのです。
(私がファミコン、霊がカセット、
師匠がプレイヤーの関係図。古いな・・この表現。)
霊が何の為にこの世に留まるのか?それを知り、
帰るべき場所を示してあげるのが
救済成仏に繋がるのです。
彼はホームレスの地縛霊でした、
とても寒そうに凍えており、
私でもそれを感じ取る事ができ、同時に
頭の中に一本のペットボトルがぐるぐると
回るのが観えました。
師匠:「凍死だね、そりゃ冬にこんな処で
寝てたら死ぬわ。・・・誰も助けてくれんかったんやろうね。」
私:「あのさ、何かさっきからペットボトルが
観えるんだけど?」
師匠:「ああ、茶が飲みたいんじゃない?
・・それで満足するんだって。」
私と師匠の会話から、彼の死亡原因、想い、
この世の未練を知る事ができました。
彼を憑けたまま公園の外にある自販で
温かいお茶を購入、蓋を開け立ち昇る湯気を吸い込み、
一口・二口・・・穏やかな気持ちと共に
涙がこぼれてきました。
未練を成就し、師匠の誘導のもと彼は成仏していきました。
捕り憑かれてる間、身体は私の思い通りに動くのですが、
感情が支配されまして・・お茶の味が無かったり
勝手に悲しくも嬉しく涙が溢れたり。
全く不思議な体験でした。
やっぱお茶は伊藤園。