投稿者:紅のプー太郎さん
中古車の販売修理をやってる知人と、
酒を飲みに行った際、聞いた話です。
懐かしのバブル景気全盛期の頃、
おもしろいように国産高級車がポンポン売れて、
たいした稼ぎも無さそうな若い方々も買ってたそうです。
ある時、とある悪徳修理屋が、追突事故で
後ろ半分が壊れたシーマと、単独事故で前半分が壊れた
シーマを、似たような年式なんで半分づつクッ付けて、
1台のシーマをデッチ上げ、他の販売店へ売りに出したんですよ。
すぐに売れる事は売れるんですけども、
長くても1年もしないうちに戻ってくるようになり、
調子が悪いと持って来られても、症状を聞いて整備しても、
暫くすると別な所が調子悪くなるんですね。
しまいには
「知らないうちに、若い男が乗ってる時があるけど何なの?」と
言われる始末で、細かい事情を知らない身としては
「はっ?」ですよね。
よくよく調べてみると、単独事故を起こした運転していた男が、
搬送先の病院で打ち所が悪く死んでたそうで、
たぶんその男が未練があったのか、
付いてたみたいですがね。
今までの経緯からしてイマ「おかしい」と思って、
ある程度、部品を外して見てみると、巧妙に接合した跡があり、
買った同業者に連絡して聞いても知らぬ存ぜぬでした。
修理屋の信頼にも関わるんで、お祓いをしたあと廃車にしたそうで、
こういう販売店や不動産屋は、今でもあるらしいですから、
気を付けた方がいいですよ。