桶狭間古戦場跡から道路を挟んだ向かいに
地蔵・石仏群がある。
徳本の名号
徳本行者(江戸浄土宗の高僧文化文政の頃の人)
がこの地を訪れて敵味方の戦死者の霊を弔うために
建てたものである。
円筒形の小塔であり
南無阿弥陀佛
の六字の名号がきざまれている。
今川義元仏式の墓碑
法名を刻んで建立された供養塔である。
今川義元の三百回忌(万延元年)にあたり
立てられた。
正面
天澤寺四品前礼部侍郎秀峯哲公大居士
右側面
万延元年庚申五月十九日
左側面
願主 某
さらに奥に進むと立像のお地蔵様が。
これがお化け地蔵である。
桶狭間の戦いの後、
古戦場跡は幽霊が出ると有名になった。
このお化け地蔵を建立してからは
幽霊は出なくなったとか。