吉崎御坊 願慶寺
拝観料500円で肉附面とその言い伝えを
解説していただけます。
その昔、この辺りにある姑と嫁が二人きりで住んでいました。
旦那も子供も亡くした嫁は、吉崎御坊に通うようになりました。
吉崎御坊でありがたい話を聞いたりしに行っていたのだが、
姑の老婆は家で1人きりだった。
老婆はある日腹いせに嫁をおどかしてやろうと、
お面を取り出して吉崎御坊から帰る嫁を待ち伏せて
物陰から急に現れた。
(お面は家にあったとも、近所の神社から持ち出したとも)
嫁は動じる事なく、その場を立ち去った。
老婆は目的も果たせず家に帰ったがお面がとれなくなってしまう。
困った老婆と嫁は吉崎御坊の蓮如上人に相談。
老婆が改心するとお面は取れた。
嫁もまた老婆を1人にしていたことを反省し、
嫁と姑二人で吉崎御坊に通うようになった。
嫁を脅かす老婆の図の掛け軸。
姑から脅かされる嫁の図。
そしてこれが嫁おどし肉附面
撮影も快く応じて頂けました。
非常に怖い顔をした面である。
願慶寺によると昔はこの辺りのお寺で2,3ヶ所でも
同じような伝説のお面を展示していたようですが、
やめてしまったようです。
近くにある吉崎寺にもほぼ同じ内容の伝説の肉附面がある。
ちなみに願慶寺とは全く関係ないそうです。
こちらはガラスケースに入った状態。
ちょっと気持ち悪い感じのお面ですね。