河原のすぐそばの畑の広がる地に
大きな石碑が見える。
千人供養碑
この碑は、安政4年(1857)10月、当山18世日弘上人が
10万石領下の名主、篤志家、工事の棟梁等、
その協力奉仕により、水死、処刑、飢餓倒死の諸精霊を合祀し、
施餓鬼供養を執行、題目200万編を書筆奉納し、
併せ天下泰平、国家安全、広宣流布を祈願したものであります。
当時、奥州第一の供養宝塔と称され、
世人の耳目を驚嘆させたと伝えられております。
此処に、謹んで開祖日什上人六百御遠忌報恩供養として、
結縁の大衆と共に皆共成佛道を祈念をするものであります。
合掌
題本法華宗 妙法山 蓮華寺 二十五世
沙門日明
日蓮聖人のお言葉
利根にてもあれ、鈍根にてもあれ、
持戒にてもあれ、破戒にてもあれ、
貫くもあれ、賤しくもあれ、
一切の菩薩、凡夫、二乗は
法華経にて成佛すべし。
法華初心成佛鈔
写真ではちょっとわかりにくいですが、
結構大きなヒゲ題目です。
周辺は草原。周りは畑に囲まれています。
一応全体供養のようですが、処刑場跡地です。
千人を処刑するとこのヒゲ題目を一基建立するとか。