ヤセの断崖
高さが35mあるヤセの断崖から見る景色は迫力満点。
昔その土地がヤセていたとか、断崖から景色を
見下ろすとヤセる思いがするというところから
名付けられたと言われています。
能登半島国定公園 能登金剛ヤセの断崖
能登半島国定公園は、能登半島の海岸を中心として、
石川県から富山県にかけて指定されている国定公園です。
冬の荒波に象徴される外浦と七尾湾側の比較的
穏やかな内浦で対照的な景観となっています。
その中でも、ヤセの断崖・機具岩・巌門に代表される一帯は、
朝鮮半島有数の景勝地である金剛山にも匹敵するというところから
能登金剛と称され、延長30kmにわたって奇岩怪石や断崖などが
連なる能登半島国定公園の代表的景勝地となっています。
能登金剛ヤセの断崖は、能登の峻烈なイメージを抱かせた松本清張の
推理小説「ゼロの焦点」の舞台で、悲劇のヒロインが最後に
身を投じた断崖です。名前の由来は、作物を作れないほどやせた
土地であるという説や、高さ35mの断崖の先端に立って海面を見下ろすと
身もやせる思いがするなどの説があります。
荒波が作りだした近くの入江には、源義経が兄頼朝の追手から奥州に
逃れる際、48隻の舟を隠したとされる伝説も残っています。
また、園地周辺は、険しい断崖とは対照的にカワラナデシコ、コオニユリ、
ツリガネニンジンなどの美しい草花の植生群となっています。
平成19年3月25日午前9時42分、震度6強、マグニチュード6.9を記録した
能登半島地震が発生しました。震源がここからも望むことができる
沖合い数kmと近かったために、園地内も大きな被害を受け、
断崖の突端部分約150㎡が崩落しました。
展望台ですね。
観光客とすれ違います。
二時間ドラマに出てきそうな…崖ですね
ヤセの断崖・観覧マナー
防護柵の外へは行かないで下さい
自殺の名所であるという話で心霊スポットのようです。
松本清張原作の『ゼロの焦点』で、ヒロインが身を投じた事から、
自殺者が増えたと言われている。