ダンジク様
鬱蒼とした森の道を進むと案内看板がありました。
ダンジュク様
ダンジク様をダンジュク様とも呼ぶようですね。
だんじく様
正保2年（1645）平戸藩は押役を置きその下に
宗門目付、下目付、宗門改め役を置いて
切支丹の取締りにあたらせた。
この頃、捕吏に追われた弥市兵衛と妻マリア、
その子ジュアンは、この断崖の下の
だんじくの繁みに隠れていたが子ジュアンが
磯に遊びに出たところを海上から
役人に発見され、殉教した。
以来、海上からのお詣りは忌みきらわれている。
いまもなお旧1月16日の命日には信者が集まり、
信仰を守りつつ殉教していった人々をそのび
祈りを捧げている
アーしばた山 しばた山ナーアー
今は涙の谷なるやナー
先はナー助かる道であるぞやナーアー
殉教の悲しみと、神の救いを希う心情の
ほとばしるしみじみとした歌である。
この歌は昭和52年7月立教大学の
皆川達夫教授によって紹介され、東京国立劇場で
生月かくれキリシタン歌オラショと共に
発表された。
ここからが徒歩で山道を進みます。
少し進むと急な階段が現れました。
ここから海に向けて降りて行きます。
急な階段を進むと海が見えてきました。
真ん中の石垣部分がダンジク様のある場所。
左側に海、右側が山です。
このような場所に隠れていたとは…昔であれば
かなりの苦労があったはずです。
奉納 館
で石が割れています。
信者の方による奉納があったのでしょうか。
海側から見たダンジク様の場所。
石垣が組んであります。
史跡 だんじく様
石垣を組んだ場所の中にあり、
周辺の草木で薄暗い雰囲気である。
現在もお酒をお供えしている人がいるようです。
新しいお酒がありました。
石祠。
こちらもさみしい雰囲気と、やはり威圧感も感じます。
近くにはアンパンマンが転がっていました…。
ダンジク様は知る人ぞ知る心霊スポットとも
言われています。
確かに車を停める場所からの雰囲気は
異様なものがありました。
