8月16日、光源寺。
毎年このお寺では産女の幽霊像が公開される。
産女の幽霊ご開帳
本堂に入るとお寺の方にご挨拶し、「ウグメ像を拝見したいのですが」
とても親切な対応で右側奥の部屋に通された。
通された部屋は灯りを消し、ろうそくの火とちょうちんのみの部屋。
中央奥に産女(ウグメ像)が。
左側にはウグメ像と一緒に伝わる幽霊の掛け軸とその後お寺に納められた掛け軸が。
手前の掛け軸から見ていく。
一番手前の掛け軸。
年代的にそう古くはなく、おそらく一番奥の掛け軸の模写と思われる。
二番目の掛け軸。
足元にはしゃれこうべが。
顔部分を拡大。
三番目の掛け軸。
線香からぼわ~と現れている感じである。
顔部分拡大。
そして一番奥にある幽霊の掛け軸。
この掛け軸は産女(ウグメ)像と共にこのお寺に伝わっているという。
顔部分拡大。
実はこの掛け軸は茨城県の無量寿寺というお寺に同じ物がある。
江戸時代頃に「飴買い幽霊伝説」を広めるため、
「産女(ウグメ)の幽霊像」と「幽霊の掛け軸」と共に全国を行脚し、
最終的にこの光源寺に伝わったのではないかと言われている。
無量寿寺の幽霊済度女人成仏塚の写真もおかれていた。
さらに光源寺では地獄絵図も公開されていた。
大きいので一部だけ公開しておきます。
産女(ウグメ)の幽霊像と幽霊の掛け軸公開は
毎年8月16日午前10時~午後4時まで。