真玉橋
沖縄県那覇市
橋がうまく作れなくて何回も壊れるので、ユタ(霊能力者)に聞いてみると、
「七色の髪をした女性を人柱にすれば橋がかかる」と言われて捜してみると、
そのユタの手ぬぐいの下に七色の髪がでてきて、そのユタが人柱になったそうです。
いまでも橋の入り口にそのユタを弔う祠があります。
これが沖縄の七色ムーティー(七色に結んだ髪)です。
現在の真玉橋は舗装され、車も通れるようになっているが、
車の増加により隣に「新真玉橋」を建設。
どうやらその建設の際に祠も移動させていたらしい。
これがムーティー伝説のユタを弔った祠である。
現在もきちんと手入れされているようだ。
昔からよく「人柱」というものがあった。
人柱とは何度建設しても洪水等で流されてしまう橋のそばに、
生きた人間をそのまま埋めるというものである。
この「人柱」という言葉は現在もよく使われる。
怖い話「真玉橋幽霊」