真嘉比道の逆立幽霊
まかびみちのさかだちゆうれい
沖縄県某所
沖縄で最も有名な怪談「逆立幽霊」の出た場所と伝わる真嘉比道。
その昔仲のいい夫婦がいました。
ある日夫が病気になり、妻が大変美人であったので、
悪い虫がつかないか心配で病状はどんどん悪化してしまいました。
そこで妻は夫のために鼻を切り落としました。
おかげで夫の病気は治るのですが、鼻を切り落とし、
醜くなった妻を夫は忌み嫌うようになりました。
そして夫はとうとう妻を殺害してしまいます。
妻は幽霊となって夫を苦しめ、夫は妻の死体を逆さにして埋めてしまいます。
しかしそれでも妻は真嘉比道に逆立ちの状態で幽霊となって現れました。
夫はお寺から御札をもらい、家に貼り付けて妻の幽霊を入れないようにします。
逆立ちのまま幽霊が真嘉比道でうろうろしていると、通りがかりの池城さんという人が現れます。
逆立ち幽霊の身の上話を聞いた池城さんは家から御札を剥がし、
妻は夫を取り殺します。
御札を剥がした池城家はそれ以降栄えたということです。
現在の真嘉比道
道路の隣は墓場だった。
はじめて野生のマングースを見た…
