野江処刑場跡

野江処刑場跡 心霊スポット
野江処刑場跡


大阪府内にあった江戸時代初期に作られた仕置場。
跡地は現在医院・書店・民家の庭などになっている。
この入り口にはかつて二基の慰霊碑があった。
一つは南無阿弥陀仏の念佛碑。
もう一つは南無妙法蓮華経のヒゲ題目。
二基は倒れて土中に埋まっているのを大正の初めごろ、
念佛碑の方を近所の石屋が石工作業台として使用していて
割ってしまった。
ヒゲ題目碑の方は義天寺に移された。
野江処刑場跡
義天寺
野江処刑場跡2
高さが3メートルもあって元禄時代の記銘のある
立派なものである。
野江処刑場跡3
野江に処刑場が設けられたのは大坂夏の陣の後、
豊臣方の残党を捕えて処刑したのが始まりで、
最後にここで処刑されたのは明治初年頃、
奉公先の主人を殺した中河内郡楠根村稲田の
大工の娘と、そして大金を盗んだ平野町の
番頭の二名であった。
このうち、稲田の大工の娘は抜群の美人であり、
処刑の当日、見物人が殺到し、沿道の田畑は
人でいっぱいになったという。



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