土壇場地蔵という処刑場に立つ地蔵があると聞きました。
そして…その場所は山道を少し進むとそれはありました。
左上の方に木製のお堂みたいのがあるんですが…
わかるでしょうか?
ちなみにお堂に行くにはこの橋を渡らなければいけません。
ちょっと怖い…
お堂が見えてきました。
これが土壇場地蔵です。
なぜかダルマが…
土壇場地蔵の由来(どたんばじぞう)
江戸時代、大滝村は天領※でした。
この場所は、秩父甲州往還沿いの大滝村一番地の入り口です。
そして、罪人の処刑場でした。
罪人は土の壇(土壇場)の上で斬首されました。
たとえ罪人と言えども、死すれば仏界に入るので
地蔵尊を祀ってその霊を慰め
「土壇場地蔵」「首切り地蔵」と、称し、お経、念仏を唱えました。
この地蔵尊の背中には「念仏供養塔」と刻まれています。
人々は地蔵尊の供養により、人生の土壇場(塗炭※)の苦悩から
救われます。
※辞書によると「天領」は
江戸幕府の直轄領
※辞書によると「塗炭」は
泥にまみれ火に焼かれること。
転じて、ひどい苦痛。
きわめて辛い境遇。
「土壇場になって」という言葉は
死の直前になってもという例えである。
ここからドタキャンなどの言葉が生まれている。