首切り地蔵
日光指定文化財
史跡
首切り地蔵尊 六地蔵尊 経塔
昭和42年3月17日指定管理者 所野自治会
この首切り地蔵尊は受刑者の霊を供養するために建立され
たものであり、刑場に地蔵尊を祀り受刑者の死後の安楽を
祈念する風習は全国的なものであるが今日までも
昔日の姿を良好に止めているものは稀である。
受刑者は地蔵尊の前で罪状刑量を申し渡された後に地蔵前で
打首となり首は道路沿いの曝台に七日間曝され
その後は縁者のある者は引き取られたが無縁の者は
地蔵尊礎石の背面内側に穴を掘って首を投げ入れたものである
首切り地蔵尊座高 1.1メートル
礎石 1.6メートル
建立年 不詳
六地蔵尊建立年 享保13年(1728)9月吉祥日
塔銘 妙法蓮華経
建立年 寛政11年(1799)11月
日光市社会教育委員会
こちらが首切り地蔵。
元は違う場所にあったという説もあるそうです。
おそらくは錫杖を持っていたと思うのですが…
江戸時代作とは思えない状態のいい石地蔵ですね。
首切り地蔵背面。
さきほど背面の方に…と、ありましたね。
礎石の背面でしたか。
ここに無縁者の首は投げ入れられていたのでしょうか…。