首無し地蔵

心霊スポット

首無し地蔵1
首無し地蔵。
昔相模の旅の僧が荒れたこの土地を見て、
為政者の無能を批判し、それを聞いた役人が
僧の首をはねてしまったのである。
哀れに思った土地の人々は地蔵を作り、
僧の供養をした。
ところがこの地蔵、何としても首がころげ
落ちてしまうので、やむを得ず首のないまま
まつったということである。
ふるさと八王子(八王子市発行)より抜粋。
首無し地蔵2
確かによだれかけがないとこれが地蔵であったか
よくわからないかもしれない。
また同書には別の伝承も書いてあった。
この土地で馬方をしていた者が、江戸の馬方宿に
泊まった晩のこと。宿の近くで火事があり、
とび出してみると、あんまが小さな包みを抱えて
途方に暮れていた。それを見た馬方は、
包みを奪って逃げてしまった。包みの中身は
金であったという。その後、この馬方は
不幸が続いたため、あんまの供養に地蔵を
作ったということである。
地蔵の首のないのは相模の石工が運んで
くる途中で割れたのだという。
首なし地蔵は首から上の病気や首が回らないとき
(忙しいときや金の工面がつかないときも)
功徳があると言い伝えられている。
首無し地蔵3
裏手にも地蔵や観音像があった。

首無し地蔵4
観音像には「元禄」の文字が。
結構古い物のようだ。
戒名らしきものが書いてあるので
元はお墓なのではないだろうか。


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