立石様
公園の一角にそれはあるという事で来てみました。
住宅街の中にある公園。
公園の奥には小さな鳥居と祠が。
これが立石様です。
立石様は、「立石」地名の起こりともなった石です。
石質は、凝灰岩で表面に貝の生痕を残しているのが特徴です。
この石は、房総半島の鋸山の海岸部に産出するもので
本来は古墳時代後期に古墳石室の石材として用いるために
運び込まれたものと考えられます。
その後、奈良時代以降に官道(古代東海道)の整備の際に目印として
転用されたものと推定されます。
江戸時代には「活蘇石」とか「根有り石」と呼ばれ、地下の状況がうかがいしれない
大変に不思議な奇石として人々に崇められ、現在に至っています。
囲いの中に見えるこの石が立石様です。
季節によって地面よりせりあがってくるとか噂があります。
江戸時代に掘りかえそうとして祟りがあったとか。