拷問方法

全国処刑場跡

拷問
拷問


徳川幕府公認の牢問いというのがあり
笞打ち責め→石抱き責め→海老責め
の順に重くなる三種があった。

笞打ち責め(ムチうちぜめ)
ムチ打ち責め
責めにほぼ男女差別はない。
手錠を外し、荒縄で締め上げて打つ。
自白しない場合は左右から打つ。
ムチ打ち責め
水桶の水をかけて皮が破けるのを防ぐ。
皮膚が裂けて血が出ると砂をかけて血止めとして
さらに打つ。150、160打っていったん終了し、
傷薬を塗って牢屋に戻す。
石抱き責め(いしだきぜめ)
石抱き責め
笞打ちで自白しない場合、石抱き責めにかける。
責め石は伊豆石で、長さ91㎝(三尺)、巾30㎝(一尺)、
厚さ9㎝(三寸)、重量49㎏(十三貫)
(女性用もあった)
石抱き責め2
囚人は柱に結び付け、十露盤板(そろばんいた)という
段のついた板に正座で座らせ、自白を迫りながら
一枚一枚増やしていく。
五枚も積み上げると顎のことろまでの高さとなり、
たいていの人間が気絶する。
気絶すると日を改めて枚数を増やしてやる。
海老責め(えびぜめ)
海老責め
別名を箱責めともいう。
海老責めというのは縛って海老のような状態にするところ
からきている。
箱責めは縮んだ体が四角になり、箱のように見えるため
両足をあぐらをかかせて縛り、両手も後ろ手に縛る。
縛った両足とアゴが密着するまで締め上げる。
その縄を両手に固定する。
この状態のまま3、4時間自白を迫り、さらに笞杖で打つ
海老責め2
見た目よりかなり苦しく、動きもがく事が全くできない上、
血行障害がおこる。
みるみる変色し、命にかかわる状況になる。
吊るし責め(つるしぜめ)
吊るし責め
上半身を裸にして、手を後ろでに縛る。
縄は腕と肩に全重量がかかる状態であり、
そして吊るし上げる。
吊るし責め2
腕と肩に負担がかかる上、笞杖で打つ。
水桶で水をかけながら自白を迫る。
2,3時間責めると苦しさのあまり小便を漏らす者もいた。
その他の拷問だと
駿河責め
両手両足を後ろでに縛り、石を背中に載せて
つるし上げる。
体は石の重みで弓のように反り返る。
そしてこの状態のまま回す。
木馬責め
三角材でできた木馬に座らせ、足に石を結び付けて
重量をかけて股裂きにする拷問。
つぶし責め
指の爪を石で一本ずつ砕いていく、
足の骨を万力のようなもので挟んで骨を砕く拷問。
五寸釘打ち
逆さづりにして足に五寸釘を打ち込む拷問
串刺し
手足を五寸釘で貫き打ちつけて動けなくして
肛門などに竹串を刺す拷問
瓢箪責め(ひょうたんぜめ)
お腹の柔らかい部分を縄で締め上げ、
左右で引っ張って胴体を締め上げる拷問
蛇責め
蛇を大量にいれた桶に入れ、桶を棒で叩くなどして
蛇を興奮させ、噛ませたりする
汚物責め
縛り上げて肥溜めの中に漬ける。
蚊責め・蟻責め
全裸にして縛りあげ、酒や砂糖を塗って放置する。
蟻や蚊に噛まれ苦痛となった。
刻み責め
鼻や耳を剃ぐ。指切りもや足の筋を切る
手足や腹の肉を少しずつ引きちぎる。
水責め
極寒の中、川や池に何度も漬ける
他にも鼻・口・肛門に管で水をどんどん入れて
いっぱいになったらお腹を押して吐かせ、
それを繰り返す。
たいまつ責め
柱に縛り付け、松の木をもやした煙を
うちわで仰ぎ、煙で苦しめる。
うつつ責め
柱に縛り、寝そうになると役人に起こされて寝かせない。
ちなみに拷問中に拷問された人が死んでも、
役人は一切お咎めなしであった。

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