投稿者:季月 翔騎さん
この話は、俺が小学生(5~6年生のころです。)だったころの話です。
俺は身体は丈夫な方なのですが、
その日はたまたま引いた風邪をこじらせて
熱を出して一人部屋で寝る事になりました。
やる事は解熱剤を飲み寝てるだけですから…思いっきり暇です…。
「…あ~ぁ…暇やなぁ…良し、ゲームでもするか…。」
そう思い、何時もは別の部屋においてあるゲームを
部屋まで引き摺って行きやり始めました。
「良し!後、少しでクリアだ!!」
そう思ってゲームを進めていると、解熱剤が効き始めたのか、
急に眠たくなってゲームをつけっぱなし眠り込んでしまいました。
「(…ん?…寝てたんか、俺…?)」
朦朧とした頭でいると、急に身体の異変に気付いたのです。
「(…あっあれっ!!声がでぇへんし!!
うわっ身体まで動かれへんっ!!)」
そう思って焦っていると足の方に気配を感じましたが、
首まで動かないので確認できません…。
「…フ…フ…フ…」
急に小さい声で途切れ途切れの男の笑い声が聞えてきました。
「(こ、怖いっ!!!)」
完全に恐怖(怒り?)の臨界点を突破しました。
(←完全に頭の真っ白状態です。)
「!!!いいかげんにせぇよ!!!!」
思いきり叫んだ瞬間、金縛りが解け汗だくで布団の上に座って居ました。
「…なんだったんだ?…