投稿者:桃さん
それはある時、私がM奈ちゃんと、カラオケにいった時でした。
「ねーね!M奈ちゃん!何歌おっかー。」
M奈ちゃんも、私も、霊感はある方で・・・
「そーだね!ん~っと・・・あゆ歌お!あゆ!」
「よ~っしゃあ!じゃあ、採点採点~♪・・・とv」
他愛のない会話を交わしながら、私達は楽しい一時を・・
と、その時、M奈ちゃんが・・
「ねーねー。桃ちゃん(私の名前が入ります)・・。誰か覗いてる。」
「え?」
と、窓のほうを見ると、確かに誰かいました。
でも、すぐ消えてしまい・・
「「(ぞぞぞ~~~!)な・・・」」
「何今ノー!?」「こっわーい!」
そして、そんな事も忘れ、また、歌い始めました。
で、次に私が、ある異変に気がつきました。
「ねー、影がさぁ、重なって見えるんだけど?」
そう、ドアのガラスは、ただのガラスなのに、
外を通る人の影が、何重にも重なって見えるのです。
「きゃあ!?何!?何何ぃ!?」
M奈ちゃんも、驚いてました。
そして・・それはとうとう私達の部屋の中へ入ってきたのです。
私が歌い終わったあと・・・
「ね・・桃ちゃん。」
「え?」
「桃ちゃんの歌ってた奴の画面に・・
出演者とはまったく別の、変な顔が映ってた」
と、言うのです!!
「えええ!?ちょっとぉ!やめてよ!」
「だってぇ!見えたんだもん!!!」
怖くて怖くて、もう歌う気にもなれませんでした。
でも、そんな事は一分と待たずに忘れ、残り時間、有意義に過ごしました。
・・・そして、帰り前・・
すー―――・・
黒い影・・そう、人間の形そのまんまの、真っ黒な影が、
私達の部屋の前まで来て・・消えました。
もー、怖くて怖くて、残り時間10分あったにもかかわらず、
ダッシュで逃げました。