投稿者:ヒガボンさん
これは、ラジオで恐い話のコーナーに投稿してきた
リスナーさんから聞いた話です。
ラジオ局からも車で20分くらいでつく場所なのですが、
昼間は本当になんてことはない道路。
しかし…公園の前に納骨堂があって大きな墓がいくつかある…
よく考えればあまりいたくない空間でした。
ちょっといけば住宅街なので、その納骨堂の前だけが
ミステリーゾーンというのです。
そこで起こった話とは…
夜は、昼間とはまったく違う雰囲気。
灯りもなく、お墓だけがなぜかうすく光ったように浮き出ている感じ。
リスナーの友人は、いつものように自宅に帰ろうと
奥さんを乗せ、その道を車で帰っていると、
奥さんが…「今、女の子がいたよ!」と。
ご主人は、「こんな時間に嘘だろ?本当なら、ちょっと声かけてくる」
車から降りると確かに納骨堂の前に女の子がうずくまっていて…
ご主人は、その女の子に近づいていったそうです。
何かが違う。
少女の周りにはタバコがサークル上に並べられ、
その中にしゃがんでいたのです。
ご主人は、声をかけました。
「なにしてる?こんな時間に!」
少女は顔あげました…その顔は、白目で、口を大きく開けて
「うぉ~うぉ~」と低い声で話してくるのです。
一番、変化に気付いたのは、車の中でバックミラーから
ご主人を見ていた奥さん。
近づいていったご主人がガタガタ震えだし、
固まったまま、後ずさりして、もどってきて、
車を急発進させたそうです。
ご主人は家に帰ってなぜかすぐ警察に電話したそうですが、
あまりの混乱状態で「よ、妖怪、よ、妖怪」としかいえず、
たぶんいたずら電話とした思われなかったでしょう。
後日、このことを近所の人に話したら、
「貴方も見た?」と言う話になったそうです…
いったいその少女は何者なのでしょうか?