投稿者:源さん
先日、幼馴染の友人が無くなり御葬式に行ってきました。
彼はまだ二十歳、原因は病死でした。
何度かお見舞いに行った時は元気そうだったのですが、
現代医療では難病だったそうです。
御葬式の日、お経の始まる一時間くらい前にお寺に向かい、
ご両親に挨拶してから待っていると、
続々と友人が集まり、まるで同窓会のようになりました。
そして、誰が言ったか覚えていませんが
「そう言えば、ヤツはバイオリンが上手かったよな」
「そうそう、中学の時、コンクールで賞とって表彰されてたよな」と言うと、
お寺のスピーカーからバイオリンの音が聞こえてきました。
パッヘルベル作曲の「カノン」。
彼が賞を取った曲です。
自分は「ああ、ヤツも俺らの話し聞いてたんだな~」と思いました。
そして、曲が終わるとスピーカーからは何の音もしなくなりました。