屋敷サカエ氏レポート
愛知県足助町伊勢神の旧道~
この東海自然歩道は、江戸時代から伊勢神旧トンネルの出来る
明治30年まで、馬の背によって海の幸・山の幸が運ばれ、
また長野の善光寺詣りなどをする善男善女が行き交った道です。
峠には、遠く伊勢が望めるところから設けられた、
伊勢神宮遥拝所があり、峠近くには不思議な伝説を秘める
八百比丘尼の杉、天和3年(1683年)に建立された
特異なお姿の石仏観音菩薩像などの石仏も祀られています。
愛知高原国定公園「伊勢神峠」標高800m。
その昔、中馬の難所とされた場所です。
明治30年に馬車用にあの有名な「旧伊勢神トンネル」
標高705m・長さ308mが開通し、昭和35年に大型車用の
「新伊勢神トンネル」標高640m.長さ1245mが完成。
道の傍らには、観音像が並んでいます。
長い年月、風雨に曝されているためか首から上が…
この立派な杉が「八百比丘尼の杉」です。
昔、若狭の国で800才まで生きた尼さんが
駒山観音(旭町)巡拝の帰りにこの峠で一服し
杖をこの地に立てて去りました。その杖が根付いたのが
ここの杉だと伝えられています。
立派すぎてフレームに入り切らないので3分割…
青い光は、レンズに映り込んだ太陽光。
上部です。見事な枝っぷり!
伊勢神宮遥拝所からの眺望。
その昔、近郷近在の人々が元口などに
遥か伊勢神宮を拝んだ場所で、伊勢神峠の地名は
「伊勢おがみ峠」が訛ったものといわれています。
「NeoNATS」
愛知県心霊スポット