海辺の松林の中に一本の松がある。
そこでは女性が自殺する前に遺書として
書き刻んだ文字が彫ってあるという。
そしてその文字をすべて解読してしまうと、
死んでしまうという噂がある。
女性は首を吊ったとも、飛び降りたとも。
筆者は10年以上も前にこの話を聞いていました。
近年伐採されたとも噂があり…
今は一体どうなっているのだろうか…
・・・と付近で不自然な切株を発見しました。
こんがり焼けてます…
切株付近には…多数のタバコが。
乙女の祈りの松の木にはタバコ線香をするのが
習わしだそうで…もしかしてこれ、
乙女の祈りの切株にタバコ線香して、
肝心の乙女のの祈りの切株が燃えてしまったという…。
付近は断崖絶壁。
投身自殺なら自殺した…というのは
本当かもしれません。
しかしまぁこんがり根っこまで焼けています。
たいまつに使用されるほどなので、
松の木はよく燃えます。
松林での火気の扱いは気を付けましょう。
しかもこの切株、燃えた後、
誰かに引き抜かれているような跡もあります。
夢に見た乙女の祈りはこんな結末で…
なんとも悲しい…あの文字を彫った部分だけでも
残っていないのか。
付近にはおそらく枯死したり、虫の発生で伐採したと
思われる松が多数あり、この乙女の祈りの松の木も
おそらくそういった理由で切られたのでしょう。
さらに付近には切った松が積んである場所もありました。
ここまで来たらダメ元で…付近で乙女の祈りの文字が
彫ってある松の木を探してみることにしました。
…!!!!
これは!!??
文字がしっかり彫ってあります。
解読します。
読みたくない人は中止されてください。
多分ですが…
以下の通り
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コノ時ヲモッテ乙ノ限界ヲ知ッタ
大自然ニ生キルイギヲ失ウ
乙ハ死ヲ持ッテ
コレヲ征服セネバナラナイ
昭和四六 二 一男
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内容としては十分に遺書とも取れます。
人の遺書ってなかなか読む機会ないですね…。
乙女が祈りを込めて彫った文字。
それで乙女の祈り…なんでしょうか。
でも最後に「一男」って書いてあるので
男性のような感じがしますけれど…。
今回奇跡的に発見できましたが、
荒らされよう等考えるとおそらく
このスポットは消滅でしょう。