投稿者:k.sさん
当時、有名なスポットであった背振山のキャンプ場で
学生の頃にキャンプをしました。
そのキャンプ場のブランコで女の人が首を吊って、それ以来、
真冬でも白のワンピースを着た幽霊が出るらしいというのが噂でした。
で、私らはテントを設営し、むさい男ばかり数人で寝てたんですが、
夜中の2時頃でしたか何か、周囲を歩き回る気配で目を覚ましたのです。
何やら草履のような足音が3~4人、テントの周りをぐるぐる回っているようでそのうち、
低い読経のような声音とシャリーン、シャリーンという不気味な音が聞こえてきました。
もちろん私達は先ほどからの気配で全員起きておりまして。
その物音というか人影といいますか、
テントの周りを明け方までぐるりぐるりとゆっくり回っているようでした。
空が白み始める頃に、それも消えてしまったのですが、
今思えば何だったのか正体を確かめてみれば良かったのかもと思ったりもします。
当地は、 古戦場跡でもあり、自殺者の話もあり、
まーあまり気色のよい場所ではありません。