投稿者:ひろくん@熊本さん
高校時代の話です。
私の部屋は2階の階段を上がってすぐの部屋でした。 階段の足音がよく聞こえます。
勉強と言ってはマンガや小説を読んでたりしていると、
階段を上る足音が聞こえます。
木造なので、階段を上がる足音”ミシッ、ミシッ”という音がするんですが、
この音 でどれぐらいの重さの人なのかがわかります。
それで、誰が階段を上がってくるのかが判断できます。
しかし、階段を上がる足音から判断すると、非常に軽いんですよ。
まるで体重がないような、雲や霧みたいなものの足音。
それが、階段を上がって部屋の前までくると止まります。
振り向くと、誰もいません。
ある日、友達が遊びに来ていて、私が珍しく勉強をしていたところ、
友達はマンガを 読んでいたのですが、 しばらくすると寝てしまいました。
無視して机に向かっていると、例の足音。 階段を上がってきます。 いつものことだろうと思っていたし、
友達もいるからすぐいなくなるだろうと無視していたら、
階段を上ってきて 部屋の前まできました。
あれっ?長い時間部屋の前にいる。
と思っていると、突然耳元に「ハー、ハー、」という
うなり声ににた声と、生臭い息。
怖くて振り向けませんでした。
しばらくすると気配が消え、
そばで寝ていた友達をたたき起こしたところ、
よく寝ていたようで「知らない。」と。
部屋にいると、よく気配がします。でも、誰もいません。 私がいない時間に母や妹が、
二階で足音が聞こえると言っています。
あるときなんかは、二階で足音がするので「夕食できたよ。」
と呼びかけると私が外から家に入ってきて驚いていた、
ということもありました。
家の守り神と思っています。
...でも、やけに怖かったなぁ。