投稿者:コリドラスさん
私の遠い親戚に一人で老人ホームに入っているお婆ちゃんがいます。
お婆ちゃんも80越えていますが今でもすごく元気で、
色んな話をしてくれるのでたまに会いに行きます。
そのお婆ちゃんから聞いた話です。
お婆ちゃんには兄弟もなくて長いことお婆ちゃんのお母さんと一緒に住んでいたそうです。
お婆ちゃんのお母さんは痴呆になって介護が必要になっていたため、
お婆ちゃんは好きな人はいたけど結婚することはあきらめて介護に専念していたそうです。
徘徊とか暴言とかもあったみたいですが、お婆ちゃんの介護で
お婆ちゃんのお母さんは長寿をまっとうしたそうです。
ある夜、お婆ちゃんが自宅で一人寝ていると、人の気配がしたそうです。
部屋から廊下をみると亡くなったはずのお母さんが歩いていたそうです。
全然怖くなかったいたいです。
そういう事が何度もあったそうです。
お婆ちゃんも年を取ってその家を手放して今の老人ホームに入ったみたいです。
ただ、お母さんは今でも会いにくるそうです。
夜になるとエレベータが誰も乗っていないのにお婆ちゃんのいる階に止まるそうです。
しばらくすると足音が聞こえてお婆ちゃんの部屋の前で止まるそうです。
これは老人ホームの職員の人たちも何度も目撃してるみたいです。
「最近は少なくなったけどね。」
と笑ったお婆ちゃんの部屋にあるお婆ちゃんのお母さんの写真は
いまのお婆ちゃんそっくりです。