熊本にある体育館

怖い話

熊本にある体育館

投稿者:痔場苦霊さん

その先輩は双子で、二人とも霊感が強く
昔はよく心霊体験をしていたそうです。

私にこの話をしてくれた先輩というのは弟さんのほうなのですが、
この先輩はお兄さんと一緒に鹿児島県内のある高校で
高校時代は体操をしていたそうです。
この話はその体操の夏合宿で、
熊本のある体育館に行ったときの話です。

その体育館の隣には宿泊施設があったそうです。

体育館のほうはそうでもなかったらしいのですが、宿泊施設のほうは

木造でかなり古い建物だったらしいです。

先輩はそこに行ったときから何か嫌な雰囲気を感じていたそうです。
お兄さんのほうはそうでもなかったらしいのですが、
弟さんのほうはここはヤバイ!!

と直感的に感じたそうです。
お兄さんに「ここなんかヤバくない?」と
言ったらしいのですが、
お兄さんのほうは別に何も感じていない様子だったので
練習が始まる頃には嫌な雰囲気のことも
それほど気にならなくなっていたそうです。

そしてそのまま1日目が終わり、2日目も何事も無く過ぎました。
しかし、3日目の夜ついに、怖い体験をしてしまったそうです。
この頃には、その場所に初めて来たときに
感じた嫌な雰囲気のことなんてすっかり忘れていたらしいのですが、
宿泊施設の自分たちの部屋でみんなでふざけて

遊んでいたときにとんでもない物を見つけてしまったそうなんです。
先輩たちの部屋は3人で、先輩、お兄さん、
熊本の高校の友達の3人で一部屋だったのですが、

部屋にあった3段ベッドを(3人の中の誰かは忘れましたが)、

逆立ちに失敗して少しずらしてしまったらしいのです。

しまったと思い、みんなでベッドを元に戻そうとしたときでした。

ベッドの壁側の柱のそれまで壁と接していて見えなかった面に、
御札のようなものが貼ってあるのを
先輩が見つけてしまったのです!!
先輩は、初めてその場所に来たときの
あの嫌な雰囲気を一瞬で思い出したそうです。
その御札には何が書いてあるのか
よくわからなかったらしいのですが、

破れたりなどの損傷もなかったのでそのまま元に戻したそうです。

でも、部屋の雰囲気は一気にブルーになってしまったらしいです。

みんなせっかく盛り上がってたのにテンション急降下だったらしいです。

それはそうですよね。

自分の泊まってる部屋で御札を見つけたんですから。

しょうがないのでその日は寝ることにしたらしいです。

たしか時間は9時過ぎくらいだったと思います。

寝る前に3人で歯磨きをしに水道のある所まで行ったそうです。

宿泊施設から水道のある所に行くには少し距離があるらしく、
宿泊施設を出て渡り廊下を通ってまっすぐ行くと、
体育館の正面入り口に突き当たるので

そこを左に曲がって、体育館前を通り過ぎ、そこから右に曲がり、

体育館の左側面を体育館に沿うかたちで少し進んだ所まで行かないと

その場所にはいけなかったそうです。
その場所は体育館の左側面から5mくらい離れていて、
宿泊施設からは歩いて2,3分くらいだったらしいです。
3人は水道で歯磨きを始めました、
先輩は歯磨きをしながらボケーっと体育館のほうを見ていたそうです。

すると、体育館の中で吊り輪がひとりでに
揺れ出したではありませんか!!!
弟さんは最初、体育館の窓がどこか開けっ放しで、
風で揺れているんだと思ったらしいです。

でも、体育館中窓をよーく見廻しても、どこの窓も開いていません。

そうこうしている間に揺れはどんどん大きくなります。

なんでだろう?なんでだろう!?
と思いながら焦っていたらしいのですが、
ふと、自分がいるのは体育館の左側面。

きっと右側面のどこかの窓が開いているんだ。

ということに気が付いたらしいです。

しかし!!そう思って、ホッとしたその瞬間!!!
今まであんなに激しく揺れていた吊り輪がピタッ!!
と止まったのです!!!
まるで慣性の法則を無視して、何かにつかまれたように
ピタッ!!と止まってしまったのです!!!
これにはさすがに先輩もビビってしまったらしく、
吊り輪のことに気づいていない2人に

「なんか気持ち悪いから早く戻ろう!」と、言ったそうです。
3人とも早歩きで帰りました。
そして渡り廊下を歩きちょうど体育館の正面入り口の前に
さしかかったときです。

それまで何も感じないと言っていたお兄さんが突然立ち止まって

「おい、なんか後ろの方から視線を感じない?」と言ったそうです。
先輩もその視線は感じていたらしく
「うん感じる。なんかヤバイね。」と言ったそうです。

するとお兄さんが「みんなで1,2,3で一緒に振り向いてみよう」と言って、

振り向くことになったそうです。

もちろん熊本の友達も一緒です。お兄さんがカウントをとりだしました。

「1!」、

もう心臓はバクバクです!!

「2の!」

カウントをとる間にもその視線はどんどん強くなっているように感じます。

背中にものすごい威圧感が伝わってきます!!

「3!」

一斉にみんなで振り向きました!!

そこには!!!!

体育館の入り口の扉(縦2.5メートル、横4メートルくらいでしょうか)の前に、
その扉と同じくらいの大きさで左片方が潰れた女の人の顔が
にやーっと笑って先輩たちの方を見ていたのです。

先輩たちは一斉に叫びながら駆け出したそうです。

そしてそのまま先生のところに行きそのことを話したそうです。
すると先生は「やっぱり出たか・・・。」と言って、
先輩たちの部屋に行き、杜塩をして、

他の生徒が泊まっている部屋にも同じことをして回ったそうです。
後から先輩たちが他の部屋を調べたら、先
輩たちの部屋にあったものと同じ御札が

どの部屋にも貼ってあったそうです。
私が聞いたのはここまでです。
残念ながらその体育館の詳しい場所まではわかりません。
ただ、「熊本にある」とまでしか
先輩に教えてもらうことはできませんでした。

それだけヤバイところなのでしょうか。

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