投稿者:石堂さん
私の住んでいるところに殺人の家と呼ばれる廃屋がありました。
見た目は単なる廃屋なんですが、夜入ればそれは怖いものでした。
今年の夏の夜、この殺人の家に肝試しに行きました。
ああり夜では怖いので朝方になってしまったのですが、それでも雰囲気はありました。
持ってきたポラロイドカメラで部屋を撮影していきました。
一部屋、一部屋。
特になにもないまま、一番最後の部屋になりました。
一番最後の部屋の入り口に立ち、写真を撮ろうとした時でした。
ガッ!
カメラを持っていた右手にものすごい痛みを感じました。
右手を見ましたが特に何もありません。
しかし右手を肩のところから強くつかまれたような、そんな痛みでした。
撮影をやめ、私はすぐにその場を離れました。
以来、その家には行ってないのですが、私が最後に撮影していた場所は噂で、
その家の人が殺された部屋だったそうです。