投稿者:ひろこちゃんさん
ワタシの地元から車で20分くらいの所に
通称オバケ団地という廃屋と化した団地があります。
地元の噂では、何故か住人が忽然と姿を消したという。
去年の夏DとT3人でちょっと行ってみようと車で向かいました。 車をノロノロと走らせ川沿いの細い道路をしばらく走ってすると、
見えてきました。
オバケ団地が・・・
建物自体はそんなに大きくない、4階建てでボロボロ。
荒れ果てたって言葉が似合いそうなほどボロボロ。
ワタシは「何だ。怖くないじゃん。ただの汚いだけみたい。」
と車の中から見て思いました。
TとDは前にも来たらしく変ってないねぇ。。。
何て話しをしてました。
ワタシは観察を続けると窓に白いボワ~っとした光が
何個もあるのに気が付きました。
「ん?街灯の光が窓に映ってるのかな?」 さほど気にせず、
じゃ、外に出るかと言う事になって
車のドアを開けて少し建物に近づいた所から
アマリ記憶がないんです。
Dが言うには団地の屋上をずーっと目を見開いたまま見てて、
少しづつ後ずさりしてきてDにワタシがぶつかっても気が付かず、
後ずさりを続けるからこれはマズイと思ったらしく
Dが車にワタシを戻してくれたそうです。
少し落ち着きをとり戻したワタシは二人に
「あの窓に映ってる白いのって街頭?何なの?」
「は?窓何か全部割られてないじゃん。
それに街灯2個しかないし。」
「・・・本当だ。窓ない・・街灯も2個しかない・・・」 窓がない事に気がついてもっとよく見ると、
部屋の中にはまだ箪笥や生活用品が残ってる様子。
(団地の前の道が非常に細い為車の中でも観察できる)
ドアもなく向こう側まで見える。
向こう側は野原状態らしいので街灯なんかないとD。
しかもワタシが見たのは10個以上もの白い光。
ワタシは急に怖くなって帰ろうと言いました。
そして、数日後、ワタシはある事を知るのです。
DとTで集まって話してた時の話。
D:「あのさーオバケ団地に貯水タンクあったじゃん?
アレに入ると死ぬって噂あったよなぁ?
前に俺あれに入ってはいないけど昇っちゃったよ。」
T:「あははは。オマエバカだなぁ。。。
あ、そういえばさぁ、
A先輩バイクか何かの事故で亡くなったって知ってるか?」
D:「えぇ!?マジ!?・・・・っていうかさ、
俺がタンクに登ったってさっき言ったじゃん。
あの時A先輩も一緒にいて先輩タンクの中入ってた。。。」
Tとワタシ「えぇ!!?」
ワタシ「そのタンクってどこにあるのよ?」
D「屋上・・・・・・・」
「・・・・・・」
私達3人は団地にいた時よりも
話をしてた時の方が怖くて仕方ありませんでした。
先輩が事故死してしまったのも、偶然なのかもしれませんが、
やはりそれだけじゃないのではないだろうか?
など色々考えてしまいます。
ワタシは現地で記憶が曖昧な所がありましたが、
きっと貯水タンクを見ていたのでしょう。
それでは、ワタシは一体何を見たのでしょうか。
思い出すと怖くなります。