亡霊に通じた電話番号

怖い話

亡霊に通じた電話番号

投稿者:裕之様の野望さん


今回は私の友人が実際に体験した電話に関する怖い話を投稿します。
皆さんは今まで自分以外に誰もいない自分の家に
自宅の電話をかけると誰が出るんだろう、

と思ったことは有りませんか。
まぁ、電話をかけてもお話中になるに決まっているじゃん、
くだらない質問だなぁ、

と皆さんお思いになるでしょう。
じゃあ、あるはずのない、存在しないはずの
(かけても絶対に番号が間違っているといわれる)
電話番号をかけて本当に電話が通じたら皆さんはどうしますか。

(まぁ,よっぽどの暇人しかやらないと思いますが)
僕が中学生だった頃、同級生の友達は
みんなこの疑問の答えを見つけようと
電話をいたずらにかけたそうなのですが、
みんな電話番号が間違っていると言われ、
結局こんなことは考えるまでもない、
くだらないからやめにしようと言う結論になってしまいました。

しかし、電話をかけた友人の中に一人だけ例外がいたのです。

今回はこの友人が体験した怖い体験談です。
その友人(仮にYさんとします)はいつものように
電話をかけまくっていたそうです。

しかし、当然のことながら、かけた電話、

みんな番号が間違っていると言われて終わってしまったそうです。
Yもだんだん馬鹿馬鹿しくなってきて、こんなことをやっても電話代の無駄だな、

と思ってきたらしく、最後に1回だけかけてみようと思ってかけてみたそうです。

そうしたら、電話が通じてしまったんだそうです。

電話にでた人は若い女性のようでした。

電話のやりとりは以下のように行われました。
女性:「はい、○○ですが、どちら様ですか。」

Y: 「あっ,すみません,間違えました。かけ直します。」

女性:「ちょっと待って、まだ切らないで。」
Y:「えっ?僕に何かご用でもおありですか。
失礼ですけれどどこかでお会いしましたっけ。」

女性:「今、どこから電話をかけてるの?」

Y:「?」
女性:「ねぇ、今どこから電話かけてるのよ、教えてよ。ねぇ。」

Y:「えっ、今僕の自宅からですけれど」
女性:「そう、わかったわ。それじゃあ、
今からそちらに向かうから。待っててね。」

女性はそう言って受話器をおいたそうです。

Yはびっくりして受話器をおきました。

すると・・・・
「お.待.た.せ…」
いきなり会ったたこともない女性がYの隣に座っていて、
にんまりと微笑んだそうです。

Yはあまりのショックで気を失ってしまい、
両親が自宅に帰ってくるまでその場に倒れていたようです。

わたし達は翌朝、Yからこの話を聞いた時びっくりしました。

そしてそのうちの一人が
「じゃあ、今日、学校が終わったらYの家に行って
もう一度その電話番号をかけてみようぜ。」

と言い出しのです。

わたし達はこの時は怖いもの見たさでみんなこの意見に賛成しました。
そして、学校が終わった後、みんなでYの家で
その電話番号をかけてみました。

しかし、電話が通じません。

何度、かけてみても間違い電話だと言うばかりで電話が通じないのです。

最初はみんな、Yが嘘を言っているのではないかと思いました。

でも、すぐに僕達にはYが嘘を言っているようには思えなくなりました。
なぜなら、Yの家の電話のそばには女性のものと思われる
長い髪がちらほら落ちていました。

そんな長い髪をしている人はYの家族には誰もいないのです。

それきり、その遊びはもうしていません。

だって、本当に電話が通じたらやっぱり、いやですから…

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