恐怖の心霊写真

その人はどういうわけか写真に写ろうとしないのです。
私がそのわけを聞いてみたところ、
思いもしなかったことを話してくれました。
今回の投稿はこの友人が実際に体験した写真
（心霊写真）に関する恐怖体験です。
友人は中学生の頃の修学旅行で有名な某滝の前で
写真を友達と撮ったそうです。
その滝は自殺名所としてかなり有名な場所で
写真を撮ると必ず心霊写真が撮れるという場所でした。

友人たちも興味本位で写真を撮ったといいます。
しかし、この興味本位で撮った写真がこの後、
とんでもないことを引き起こすとは

誰もこの時気づいていませんでした。
数週間が経って滝で撮った写真を友人たちと見てみると、
写真には友人の背後に茶色のコートを着た
中年ぐらいのおばさんが立っていたそうです。

友人たちはあの時写真を撮った時は
こんなおばさんはいなかったと言い出して、

これが心霊写真だと気づきました。

友人はこの時、馬鹿馬鹿しいと思ったそうですが、

みんなは気持ちが悪いのでお寺に行って写真を供養してもらいました。

しかし、友人は記念に家に持ち帰ってしまったそうなのです。

それから友人の周りでおかしなことが起こり始めました。
なぜか友人の行くところに決まって一人のおばさんがいるのです。

しかもそのおばさん、真夏だというのにコートを着ているのです。

友人は気持ち悪くなって友達に相談したところ、

「変質者かもしれないから警察にいったほうがいい」というばかりでした。

また、おかしなことはそれだけではありませんでした。
友達と写真を撮ると、なんと写真には
あのおばさんが友人の背後に写っているのです。

さすがに気持ち悪くなった友人はある１枚の写真に気づきました。

それは例の修学旅行で撮った”心霊写真”でした。 急いで自宅に戻ってあの写真を机の棚から取り出してみると
しばらくしてから悲鳴を上げました。

はじめ写真を見た時は何も写っていないじゃないの、

と思ったそうですがよく見ると写っていないのではなかったのです。
なんと写真の隅にものすごい形相をした
女性のものと思える顔が写っていたのです。
その目はまるで写真を見ている友人を
恨んでやるというほどの恐ろしい眼で、
口は本当に裂けているのではないかと言うほどの
恐ろしい形相をしていたそうです。

友人は怖くなってその写真を燃やしてしまいました。