投稿者:鶏助さん
以前「うちの家系」と言う話を投稿した時に
祖父の家で起きた怪現象をさらっと羅列したんですが、
簡単に流してしまったので、この場を借りて
ひとつずつお話しようと思います。
今回は操り人形の話です。
うちの母がまだ幼い頃の話だといいますから
今から30年ほど前の3月の話になります。
ひな祭りということもあり、祖父は豪華な段飾りの
雛人形を母にプレゼントしたそうです。
ですが祖父はその雛壇が気になっていました。
段を組む段階でのことなんですが、
一番下の段に位置する置き棚がなんというか、
小さい箱になっていまして、それが
子供用の棺桶のように見えたらしいんです。
祖父は「縁起でもない」とその段を壊して捨ててしまいました。
まぁそうなるとそこに上がるはずだった人形は飾れないわけで、
1体だけが ひな祭りの最中も押し入れに入っていたそうです。
その夜中のこと、祖父はなんとなく目を覚ましてしまい
体を起こしたそうです。
すると目の前にある押入れ(カ-テンだけ掛かった簡単なもの)が
す–っと開き、中から見たことの無い南米系のデザイン(祖父談)の
操り人形が膝をかかえて
祖父の前に進み出てきたそうです。
祖父によればそういう霊を目撃してしまった時と言うのは、
意外に怖くなく、かえってそれを捕まえたくなったりするらしいんです。
その時も同様で「捕まえよう」と思ったらしいんですが、
見る見る間に人形は押入れに戻ってしまったそうです。
それが三日程続き、祖父は突然足に肉離れを起こし
数ヶ月後遺症を引っ張ったといいます。
あれがなんだったのか今では知る由もないですが、
人形はあまり粗末に扱うものではないということでしょうね。
追記:
その後、気味が悪いので雛人形は人に譲ったとか、、、。
やるなよ、、んなもん、、、、。