雨の日

怖い話

雨の日

投稿者:あさひさん


これは僕がはじめて見た不思議な物なのですが
一番印象に残る怖かった体験です。
僕が十六の頃に友人Yと二人で夜九時過ぎに
公園で色んな怖い話をしていました。

その日は朝からドシャ降りの雨で僕らが公園に来た時には

バケツの水をひっくり返した様な雨になっていました。
僕は中学生位から人に怖い話をしてあげるのが好きで
その日も夜に豪雨、最高のムードで友人Yに話を聞かせていました。
いつも僕やY、他の仲のいい友達はこの公園に来る時は
いつも同じ場所で集まっていました。
僕等が集まる場所は三角錐の屋根があり、
そこに小さいベンチと椅子がありました。
いつもはその公園近くのもっと小さい公園に集まるのですが
その日は雨だったので、屋根のある公園で
Yに怖い話を聞かせていました。

Yに何話めか話している時に異常に神経が尖るというか、
頭の中にテレビのサンドストームのザーという
音の中に聞こえるキーンという感覚がしました。
その時にYの背後の屋根の部分から
白い着物を着た女の人がぶらさがっていました、

長めの髪が垂れ下がり、腕も力ないふうに垂れ下がっていました。

なにかヘラヘラ笑っていた記憶があるのですが
顔は覚えてないんです。

うまく言えないのですが起きてる時に夢を見た、そんな感じでした。

僕が驚いて一瞬目をそむけまた見てみるといなくなっていました。
なんかもの凄く嫌な感じがしてすぐにYと
近くのコンビニに行き、さっきの話をしました。
するとYが「やっぱそうだったんだ?
おまえ何かすごい驚いた顔してたもん」と言われました。
これが初めて見たお化け(?)なのですが
この公園は別に自殺も他殺もあった訳ではなく、

ごくごく普通の公園なんです。

やっぱり怖い話をしてると寄って来るんですかね・・・

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