学校の怪談

怖い話

学校の怪談

投稿者:SIGELさん


ボーン、ボーン、ボーン……。

廊下の時計が、いきなり鳴り出しました。
この時計が動くはずはないのに……。
その音を合図に、すぐ横の階段を一歩、一歩上り始めました……。
これは、私が中学生の頃の話です。
今では改築して“学校の七不思議”なんて
存在しないような感じになってしまいましたが、

私が通学していた頃の旧校舎は、とにかく古かったです。

暗くなったら何が出てもおかしくないという感じの古い木の校舎でもちろん

“学校の七不思議”も存在していました。
そして、それ以外にも「〇〇で幽霊を見た」という噂が
まことしやかに囁かれていました。
……そんな学校でのお話です。

七不思議の中に「1階の廊下には壊れて動かない時計があって、

その時計が鳴るとすぐ横の階段が1段増える」という話がありました。

学校が休みの日に、私は部活の練習があった為学校に行きました。

が、学校に行ってもまだ誰も来ていませんでした。
仕方がないので、基礎練習をする生徒
玄関のすぐ側の廊下で誰かが来るのを待ちました。

が、待てど暮らせど誰も来ないので、一人で基礎練習を始めました。

すると……。

ボーン、ボーン、ボーン……

いきなり、時計が鳴り出しました。

ギョッとして、私はその時計を見ました。

……七不思議の話に出てきた、時計です。

本当に鳴った……。

この時、七不思議の話は本当だろうか?と思い、私は階段を上りました。
1段、2段、3段……。
階段を上りながら、七不思議の話を聞いた時に
この階段の段数を数えた事を思い出しました。

4段、5段、6段……。

確か、あの時の段数は……。

7段、8段、9段……。

ここまで数えて、あと少し、と私は思いました。

10段、11段、12段……。

そして……。
私は以前階段を数えた時には
存在しなかったもう1段の階段を上りました。

……13段。

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