投稿者:ややさん
以前投稿させていただいた、『ちょっと愉しそう』に
でてたA子の話です。
彼女と私は一時同じ寮に入ってたことがありますが、
そこは『見えない』はずの私でも、
気配を感じるほどのお化け屋敷でした。
ある朝共同の台所で朝食を作っている私にA子は、
「ちょっと聞いてよ。」
「?どした?」
A子の話によると、その前日の夜眠っていたA子の背中を、
ぐぐっと押す者がいたそうです。
眠かったA子はしばらく無視してたそうですが、
その何者かはさらに押し続け、
横向きに寝てたのがうつぶせになるほど押してたそうです。
さすがに安眠妨害になってきた為A子は、
「うるさいっ!私は寝たいの!!」
と、その何者かに向けて怒鳴りつけたそうです。
するとそれからピタリと押す力はなくなり、朝までぐっすり眠れたそうです。
「・・・A子、あんたね・・・」
似たような話を、先輩から聞いてた私は脱力しそうでした。
その先輩は、「しばらく一人でいられない位恐かった」と言ってたのに・・・。
結局霊に対しても、強気になったほうが勝ちってことなんでしょうか?
私が見えないとはいえ、実害さえなければ霊をあまり恐がらないというのは、
絶対A子のおかげ(?)だと思います・・・。