投稿者:屋敷サカエさん
つい最近の話です。
快晴の日曜日の昼過ぎ、カメラを持って近くの公園
「獅○ヶ○公園」へ。
崖の上には自然豊かな公園があり、
城跡の記載も地図に無いが、前回の失敗があるので
清めの塩を持参して準備は万全!
駐車場から歩いて公園に入り、風景の撮影をしながら崖の最先端部へ。
先端は、引き込まれそうな感じがして、落ちれば当然即死!
動かない足を無理矢理引っ張って、帰ろうとすると谷の方から
「ガサ!ガサ!ガサ!」
また何かが歩く足音が…
「今度は人間だろ!」と高を括っていると、そっちは岩場!
ロッククライミングをしてない限り、人も動物も歩くのは無理…
早足で戻り駐車場を出ましたが、車の後部から嫌~な気配。
恐る恐るバックミラーを覗くと…
おい!おい!また乗ってるよ~
今度は、影ではなくカラーで見える、
赤い服着た小柄なおじさん?
うつむいた姿勢で、後部座席に座っているおじさんへ、ミラー越しに
「あの~この車、タクシーじゃーないんですが~」
…無反応(どーして、城跡でもないのに)
と思った矢先、山道の右端にお寺跡が!
…あ~あ~またやっちゃったー。
お願いだから、家まで憑いて来ないでね~
結局、山の麓まで乗っていたおじさんは、
橋を渡った先で消えてしまいました。
途中の空き地で、清めの塩を車に振りながら
「こんなんじゃーどこにも出掛けられないじゃんけ!」
と、大きな独り言で愚痴ってました…
その時のフィルムは、まだカメラの中に入っていて現像に出していません。
…何も写って無いと思います。
だって心霊写真は今まで1枚も撮った事ないんです!