幽霊屋敷

怖い話

幽霊屋敷

投稿者:かんたつさん

これは僕が中学1年、約15年前の話しです。
結論から言うと僕が生まれて初めて心霊なるものを見たのは
この場所からなのです。

僕の友達の佐々木(仮名)の当時の家から話しは始まります。
この家はいわゆる武家屋敷
(僕はそれほど古くはおもいませんが改築を重ねたのでしょう。)
僕はよくこの家に遊びに行きましたが、
佐々木君は金持ちで物凄く風流な家に思えました。

これは佐々木君とその兄の体験談です。
ある夜、佐々木君は愛犬が吠えるのを叱るために
その広い庭先に出て犬を叱りつけました。

でも犬は奥にある竹やぶの方を向き吠えつけてます。
佐々木君もその竹やぶに目をやると
その竹やぶをかき分けて女の顔が覗きました。

その夜は眠れなかったみたいです。
次に佐々木君の兄が夜トイレに行くため起き上がると
佐々木君のふとんの周りに幼い男の子が

6人くらい正座して囲んでいたそうです。

また兄はこのトイレに行く途中、獣のようなものが
飛び掛かってきて腕を噛まれました。

夢かと思うと朝おきると歯形がついていたそうです。

あまりの事に佐々木君の父親は久留米の霊能者を呼びました。
お坊さんが一人、付き添いの女性が一人。
お坊さんはこの女性に霊を漂衣させました。
すると女性は立ち上がり「わらわは、、、、」と叫びだし
同時に「寒い寒い」と聞こえたそうです。

すぐさま湯飲みにお茶をいれ手渡すと「ぬるいぬるい」と叫び、
今度は手に持つのも不可能なくらいぐつぐつ沸騰したお茶を
一息で飲み干したといいます。
結局この女性と他の霊は床の間に
1メートルくらいのおおきな水のはいった瓶に封じ込め、
部屋と言う部屋に除霊の符を貼りまくり
僕も見たが異様な雰囲気でした。
その後佐々木君一家は引っ越ししましたが、
家はいまだにあります。
この近辺には他にも悲しい出来ごとが多く
僕の霊体験も含めて極めて重要な場所に思えます。

それは機会があったらまた書こうとおもいます。

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