やっぱり

やっぱり 怖い話
やっぱり

やっぱり

投稿者:ヌー君さん

この話は、会社の同僚が体験した事です。
ある日、会社の同僚H君とN君が国東半島のある町に
仕事の行ったときの話です。
現場は、普通の家で特に変わった所も無かったのですが
その家のご主人が、書道の先生らしく、

一室にいろいろと書かれた紙がありました。
特にHが気になったのは、そこに書かれている文字が
戒名だったからです。
特別霊感のある訳でもないHでしたが
「気味悪いなー」
「何か、嫌な感じがする」と、思っていました。

すると、仕事の最中、廊下の方に人影が来るのが見えました。

ふっとそっちの方を見たけど、誰もいませんでした。

Hは気のせいだろうと、特に気にもせず仕事を続けていました。
すると、今度は後ろから服を引っ張られたような気がして、

ふっと振り返りましたが、そこには誰もいません。

さすがにHも「何か居るな!」と感じたそうです。
それからも、服や髪の毛を何回か引っ張られましたが、
無視して仕事を続けたそうです。
一緒に仕事にきていた、Nに話そうと思ったが、
馬鹿にされるのが嫌で言わずにいました。

何とか仕事が終わり、帰りの車中NがHに向かって

N「変な事言っていい?さっきの家、幽霊いたよ!」

H「え~~~~~~~っ、やっぱり~~!」
Nは家の中をうろうろする、黒い影みたいなものを見ていて
「やばいなぁ~」と思っていたらしく、
しかし、Hと同じ様に「どうせ言っても馬鹿にされるだけ」と
思いお互い言わずにいたのでした。

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