投稿者:山田さん
私が中学生の頃、自宅で起こったことなのですが、
私には霊というモノを見た経験はありません。
ですが、不思議な体験をしました。
台所に大きな戸棚があるのですが、母と話をしていて
よそ見をしながら食器をしまおうとしたんです。
その時、スパン!と戸棚の引き戸が閉まったんです。
突然指を挟まれてかなり痛かったんですけど、それよりも、
ひとりでに戸が閉まった事に驚いて…
母は見てなかったらしいのですが、スパン!という音と、
指の痛みが確かにあったんです。
それから、ある夜のこと。
小さい頃から怖い夢をしょっちゅう見ているハズだったのですが、
今まで見た夢など比べ物にならない怖い夢を見たんです。
内容だけ聞けばそれ程でもないと思うんですが、
ものすごい恐怖を感じたんです。
廃墟ビルの最上階で、ひどく散らかっている部屋の中に
自分がいて、落ちているぼろぼろのポスターを拾うと
女の子の泣き声が聞こえてきて…
振り返るとやっぱり女の子が立っているのですが、
先程の泣き声とはうって変わって、気味悪く笑い声をあげていました。
その時私のまぶたが自然に、フッと開いて、目を覚ましたんですが、
その瞬間、「パシッ!」と、頬を誰かに叩かれたんです。
周りを見渡しても、誰もいない。
痛みだけが私の頬に残っていました。
その日家族みんなに聞いても、私の部屋には行っていないというし…
それにしても痛いことばかりで、何か私に恨みでもあったのでしょうか?