投稿者:縄文人さん
これはもう二十年以上も前の話です。
当時母は祖母、祖父と実家で暮らしていました。
ある日、祖母の母、母のおばあちゃんが病気で
もう死ぬと分かり祖父、祖母は故郷の福岡に行ってました。
母は一人じゃ怖かったらしく友達を一人家に泊めてました。
深夜に二人で騒いでいるといきなり当時飼っていた犬が泣き出しました。
それからすぐピンポーンとベルがなりました。
(祖母の家には古さびた門があり門を開けないと
庭にははいれません。
門はキーッととてもうるさい音をたてます)
二人はこんな夜中におかしいなと思い
しかも門の開く音もないのに誰かな?
と思い玄関に行って見ると誰もいません。
二人は怖くなり震えていました。
数分後電話が鳴り出しました。
母は恐る恐る電話に出ると祖母からで
(おばあちゃんがたった今亡くなったよ)
と言われ益々怖くなりました。
母の祖母の死んだ時間とベルが鳴った時間は同じでした。
母はきっとおばあちゃんが最後のお別れに来たのだろうと思いました。