投稿者：SIGELさん
もう20年も前の、私が子供だった頃の話です。
その時、私は家に１人でいました。
TVの上にダイヤル式の電話があって、
その横にはソファがあり、私はそこに座っていました。
１人でボーッとしていた時、ふと
「自分の電話番号で電話をかけたらどうなるんだろう？」と思い、
受話器を取りました。
そして、右手でダイヤルを回し、自分の家の電話番号を回しました。
すると
プルルルルルル、プルルルルルル………。
何故か、この呼び出し音になったのです。
あれ？間違っちゃったかなぁ？
そう思いながら受話器に耳を当てると
カチャッ！
誰かが受話器を取りました。
そして、その声は………。
「はい、Hです」
それは間違いなく母の声でした。
「！！！」
私は慌てて受話器を置きました。
あの電話は何処に繋がったのでしょうか………。
