投稿者:ぽかりさん
あれは小学生の頃の出来事でとある雑誌にて
よくある恐い話特集などをやっておりました。
気が小さいクセにその手の話に目がない私はもちろん読みました。
が、それがいけなかったのです・・・。
そのお話の1つで、ある日夜中に窓から外を見ると
遠くの方に老婆がいて・・
次の日も窓の外を見ると昨日よりも近づいてその老婆がいる、
そして日を追うごとに老婆との距離は縮まり、
6日後には目の前にきてその時に「ばばさればばされ」と
噛まずに3回言えないと首を締められて殺されるという
ありきたりな話、だったのですが・・・
あとがきのような所に”この話を聞いたor見た人は
それが実際に起こる”と記述してあるじゃないですか!
前述にも言いましたが気が小さいのでその日から私は
当然窓なんか見れずに眠れぬ夜を過ごす事に・・・。
そしてちょうどその話を読んで6日立ったその日、
夜になる前に念には念を入れて雨戸で完全に窓を閉め切る事にしました。
ここで余談なのですが私は生まれてこの方20年、
そういう心霊現象といった事には幸運な事?に
体験した事がありません。
話を戻しまして・・・それでもやっぱり寝付けません・・・
そしてちょうど午前2時頃ぐらいになってはじめはやけに風が強いな、
程度しか思ってなかったのですがちょっと異常なぐらいに強風で
雨戸がガタガタしはじめて・・
次の瞬間、まるで誰かが強烈にノックするかのごとく
雨戸がダンダンダン!と
鳴るではありませんか。
風でしょう、と言われたらそれまでかもしれません。
しかし東側の雨戸だけにその音がしばらく聞こえてたのですが、
西側の雨戸にもダンダンダン!と鳴りはじめて
それはもう小学生の私は恐怖でいっぱいでした。
いつのまにか風はなりやんでいたようですが
結局明け方近くまで寝付けなかったと思います・・・。