関之尾の滝

怖い話

関之尾の滝

投稿者:タカオさん

宮崎県都城市には、「関之尾の滝」という観光名所があります。

夏にはキャンプの出来るバンガローなど、設備もある地元では有名なところです。
(日本の滝100選にも選ばれています)

昔から、この土地の殿様なんかが花見をしていたのです。
伝説では、花見中に女中(表現が悪いですが、許して下さい)
そそうをしてしまい、余りの恥ずかしさで大盃ごと
滝つぼに身を投げた、とあります。

毎年春になると、滝つぼから盃が浮いてくるので、供養した話もありました。

そこでの、お話。
高校時代、(今から11年前)そこのバンガローを借りて
酒盛りをしようということになりました。
春、3月ぐらいでまだ寒かったことを覚えています。
自宅でやると見つかるのでバンガローだったのです。

シーズンを外れているので我々男女6名以外誰もいないキャンプ場です。

夜、飯も食べ終わり酒盛りしていたのですが余りに寒くて飲んでも酔えません。
適当なところで誰となく「寝るかぁ」と言い出しました。
それが、1時か2時。
6人、それぞれ、雑魚寝状態で中央に固まって
(寒いですから)寝転がりました。
電気を消したのは私でした。
その瞬間、バンガローの窓を叩く音がしたのです。

「ぱんぱんぱん!」あきらかに人が叩いた、そんな感じでした。

「だれかのいたずらか?」

「おとなしくねろよー」

「おまえ(私をさして)叩いたんちゃう?」
誰も、叩いて等いないと言い張ります。
大体、窓までは1メートルは離れていましたし、寝たまま叩くのは無理。

カーテンもあるので内側からクリアな音で叩くのはできません。

風のせいにして、あらためて寝ようとした時、

「ぱんぱんぱん!!」

また、音がします。
そのとき、みなパニックになりかけました。

それを、制して私と友人の一人で外を見に行くことにしてなだめました。
「だいたい、風かもしれんだろ?」
「人間のいたずらかもしれんしなぁ。」

「人間相手なら、どつきたおせばええやろ?」
二人、でて周りを1週したんですがなにもありません。
窓もチェックしてみたのですが同じ音を再現するには、

外から叩くしかありませんでした。
「うおーさみー。」
などといいながら入り口から帰ってきました。
そのとき、M子ちゃんがひとりだけ黙って我々を見ています。
顔も青い感じです。

おかしいな?とも思いましたが、、、、、。

とりあえず、なかったことにしてその後は、ぐっすりみな眠りました。

次の日、解散して帰路の途中M子ちゃんと二人になりました。

「なあ、昨日あんた回り見てかえってきたやん。」

「ん?ああ、昨日ね。」

「、、、入り口でな、あんたのとなりにいたT君のな」

「、、うん?」

「、、、わきばらに人の手があったんよ。しがみつくみたいに。」

「、、うそ、、。」

「いうと、他の子たちパニックになるやん。だから黙ってたんよね。」
後日、調べるとここのキャンプ場にはいろいろ霊現象があることで
有名ということが分かりました。
(ひとりでに揺れはじめるぶらんこ。
橋の上からの目撃。川にひきずりこまれるナド)
8年前、それと最近もあったんです。霊現象。
ここに絡んだところで。かなり、実害もありましたし。
夜は、ヤンキーもいたりしますので
おもしろ半分で行くと怪我とかのトラブルに、、、。
宮崎のSの滝などのほうがいいかもしれませんね。
もちろん、霊障もありますから

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