雨の日の夜

怖い話

雨の日の夜

投稿者:アイリさん

六月の雨の日の北見付近での出来事。

車で山道を走っていると、私は、急に尿意を持って、母に、

「お母さん、したくなってきちゃった。」

「しょうがないね。ちょっと待ってな。」と言って、できそうな場所を探して、

車に乗ったまま、そのへんを見回していました。
左側に親子が見えて、雨なのに傘もささずに、
服装も、おかしな感じでした。

私は、子供の方を見ていたのですが、
ちょうど近づいたときに、ささっと、森の方に、走っていきました。

半袖のシャツに、水色の短パンをはいていました。

それのあとを追うように、大人の方もふっ、と少し動きました。

5秒くらいしてから、「今のなんだったんだろうね。」と、私が言うと、

「うん、変な玉だったね。」と言いました。

「!?」
母に問いただすと、ちょうど特大の
ピンポン玉のように見えたと言っていました。
私には、確かに親子に見えたのですが......
両脇は、畑だったので、見間違える様な物は
一切なかったはずなのに......
あれはいったいなんだったのでしょうか?

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