投稿者:ふぃらんさん
これは僕の友達のHから聞いた話です。
Hは、怖い話好きで、都市伝説などもよく見ていました。
その中のひとつ、「友達だよな?」っという話に興味をもったそうです。
このお話は、心霊スポットで車を走らせ、
しばらくしたら運転席の一人が「俺達、友達だよな?」
といって、
「そうだよ?あたりまえじゃん」っとほかの人が答えると、
足元を見てくれといってきます。
そして足元を見ると、無数の手が彼の足をつかんでいて、
それに驚いた人は、その運転席の人を置いて逃げたんです。
そして、しばらくして戻ってきたら彼の車と彼がいなくなっていたそうです。
その話を見たHは、試してみようと、友達六人くらいと一緒に行ったそうです。
(僕はいませんでした)
行った先は、有名な心霊スポットで、トンネルでした。
運転していたのは、友達の一人で、助手席にH、
後ろに五人という感じで、色々試したそうです。
しかし、結局何も無く、帰ろうとしたそのとき、
運転席の男が「なぁ・・・・頼むから一人にしないでくれよ?」
といいだしました。
友達五人は「なんで?大体どっかいく予定ないし」というと、
運転席の男は「俺の足元を見てくれ・・・・・」と言ったそうです。
そこには足をつかんでいる無数の手、
それを見た後ろの席のやつ等は全員逃走。
Hも驚いたが、
(都市伝説が本当になっちまった・・・・だけど!都市伝説の二の舞は絶対にいやだ!!)
そう思ったHは必死で彼の足を手から抜こうとしました。
しかし、相手は無数の手、当然力としては勝てるはずがありません。
(くそ!ぬけろ!ぬけろ!!!)
必死で引っ張っていると、突然無数の手集まっている中心部分に
顔が半分ない男の顔が現れました。
(うげぇ!なんじゃこいつ!このぉ!このぉぉ!!)
必死で引っ張っていてもさすがに疲労の限界があります。
しかし、ここで話したら運転席の男が連れて行かれてしまう・・・・・・
そうおもったHはその手を離さずに必死で顔と手をけり始めました。
運転席にいた男は気絶していました。
必死でけっていると、だんだん手の数は少なくなり、
最後に顔を蹴り飛ばしてやりました。すると
「ガァァァァグァゥガァァァァァァ!!」
激しい唸り声を上げ、今度はHに襲い掛かってきました。
驚いたHはとっさに思いついたお経を唱え始めました。
すると、突然その顔が小さくなって、やがて見えなくなりました。
そして、必死で運転をしようと運転席の男をどかそうとしたら、
再び手が伸びてきました。
(く!しつこい!!くらぇぇ!!)
再び謎のお経を唱え始めました、
すると、無数の手も突然小さくなりやがて見えなくなりました。
そして、必死でその場を去ったそうです。
あとから知ったことなのですが、
逃げた友達五人は、帰り道で発見され、
そこには髪か何かでこうかかれていました。
「あ・・・・が・・・・とう」読めない部分もあったそうです。
Hの話によると、とっさに思いついたお経はもう忘れてしまったが、
きっと、あのお経が彼らの狂乱した心を癒したんだろう、だそうです。
そのときのHの勇気と根気に敬礼しました(笑)