投稿者:零さん
今から4年前の春にあった事です、
仕事が大変忙しくなりほとんど不眠不休で働いていた時期でした。
その仕事もなんとか一段落つき、久しぶりに
自宅の居間で休んでいたところ胸が急に苦しくなり
ほとんど息も出来なくなってしまったんです。
私は元々心臓が丈夫ではなく、
過労から狭心症の発作が出たようです。
救急車を呼ぼうにも家族は出かけて留守、
しかもほとんど体は動きません。
苦しい息の中、「ああ、これで死ぬのかな・・・」と
頭に浮かんだときでした。
なんと誰かが電話をかけている声が聞こえました。
20代ぐらいの女性の声でその人は
(姿は確認できませんでした)
住所・電話番号を落ち着いた声で伝え救急車を呼んでいます。
そして電話を切った後私に「これで大丈夫ですわ、お父様」と
話し掛けてきました。
その後、記憶があまりはっきりせず
完全に意識が戻ったのは病院に着いてからでした。
処置をしていただいた医師によるとかなり危険な状態だったそうで、
おそらくその場ではまともにしゃべる事は出来ないほどの症状だったそうです。
そうです、私の代わりに誰かが電話をして助けてくれたんです。
実はその声には覚えがあるんです。
その時から1年前、私はとても可愛がっていた超大型犬を
病気で亡くしておりました。
彼女が私に甘えてくる時の吼え声と非常に似ておりましたから。